地方選挙の選挙ボランティアをした話
2019年春(4月7日(日)開票)の島根県議会選挙では、とある候補の選挙ボランティアを頑張ってみました。
はじめては前回
はじめて選挙ボランティアをしたのは2017年の衆議院選挙です。
前回は証紙貼りやプラカードづくりといった手作業が多かったです。日替わりでいろいろな作業をしたので、飽きずに楽しむことができました。
今回はネット(SNS)の担当
今回の島根県議会選挙ではネットの担当をやりました。具体的には Facebook / Twitter / Instagram / LINE@ といったSNSへ投稿を行うという作業です。
投稿といっても内容は候補者さんやスタッフさんが考えてくれますので、自分はただひたすらそれを投稿するだけです。…これだけだとあんまり面白くなさそうですが(^^;
Twitterなどは文字数制限がありますので、抜粋を考えたりもしました。あとハッシュタグを考えて拡散しやすくする工夫などもしました。
他にも写真やインタビュー動画を撮ったりもしました。立派な機材ではなくて自分のスマホでも案外ちゃんと撮れるものです。TwitterやInstagramは再生秒数に制限があるのでそれに合うようにiMovieというソフトで編集をするなどもしました。
そういえば一緒にボランティアやりましょう的なちょっとエモいスタッフオリジナル記事を書いたりもしたのでした。
選挙期間の最後の数時間(投票日前日)は大変でした。投票日はネットの更新が禁止になるので全てのコンテンツを放出する的な。これは猛烈にがんばりましたね。
子連れ
今回はかなりがっつりと子連れで選挙事務所におりました。一人で好き勝手をしていると家族に不評ですので。快く(??)子連れをOKしてくれた選挙チームには感謝しております。
結構騒がしくしたり色々とお邪魔をしてた気がするんですが、ほんとに誰からも怒られたりしなかったので嬉しかったです。
スタッフの方からは「子どものうちからこんなとこに出入りしてうらやましい」と言われたりしました。そうですね。色々な立場・色々な世界・色々な大人との出会いを与えるのも親の役目かなと。あえてやってるとこはありますね。
学んだこと
色々あるのでつらつらと羅列してみます。
- ネットに書いてOKな時期・書いてOKなことは法律で決まっている。
- メールとSMS(ショートメッセ)は法律でとくに規定されている。
- 自撮りが大事(自らを売り込む)。
- FBはURL投稿だとシェア時に本文反映されない。文章読ませたければ画像投稿で。
- 投稿する時間帯が大事。
- FB広告はみんなやってるようだ。
- FB投稿を広告→投稿にいいねがついたらすかさずFBページへのいいねリクエスト。
- OperaブラウザでFBやTWに動画をアップするとなぜか向きが横向きになってしまう。
- 出発した選挙カーを後から追いかけて発見するのは無理。どこにいるか全然わからない。
- 選挙事務所には子どもの喜ぶものはなにも無い。きちんと準備していくこと。
ネットに情報を発信している政治家はごくわずかなんだなぁという実感。とくに地方選挙だからでしょうか、この選挙でもTwitterやFacebookに情報を出している候補者はほんの数名でした。かといって選挙公報に具体的な政策を書いているかと言うとそうでもなく、果たしてこれで投票先を選べるのだろうかと疑問を感じました(※)。
(※)裏を返すと地方選挙では縁故とドサ回りが最重要だということですね。
終わってみて
前回の衆議院選挙にも増して「選挙に参加した」という実感を持つことができました。『投票日に選挙事務所で開票速報を見る』をすることもできました。結果が出るまでの間は意外と間延びする感じで、淡々とテレビを見ていたのが面白かったです。
今回もほんとうに良い経験ができたと思います。とくに今回はすこし役立てそうな分野でがんばれたのでやりがいもありました。また次があれば是非参加したいです。選挙スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
最後に
政治・政治家というと雲の上の存在で、下々のわたしたちとはまったく縁遠い存在…だとは思っていませんか?少なくともわたしは以前はそのように認識していました。
けれど、そうして政治を他人事とし続けてきた結果がいまのこの日本の薄ぼんやりした状況なのではないでしょうか。政治と日常がすっかり切り離されてしまったこと、それ自体をまず改善することが大事なのではないでしょうか。
ボランティアといっても大げさなことではなくて、ほんの小さなことからで良いのでは。関わる時間も月に1度くらいでも十分だと思います。ぜひやってみてください。みんなで政治を楽しみましょう。
おしまい。
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