関西電力への火力発電所の稼働状況の確認
関西電力でんき予報[供給力に関するお知らせ]
これによれば、現在関西電力保有の火力発電の供給力は1470万kW(※)とあります。
http://www.kepco.co.jp/setsuden/graph/stop_status_pop.html
ところが、こちらの「火力発電一覧」を見ると、供給力の合計は1817万kWあるはずです。
http://www.kepco.co.jp/fuel/karyok2.html
この差分の400万kWほどの正体はなんなのか?
これを関西電力さんにたずねてみました。
———-
- (俺)
- 1470万kWと1817万kWの差はどこから生まれているのですか?
- (関西電力)
- 現在、多奈川第二発電所、および宮津エネルギー研究所が、計画停止しています。
- また姫路第二発電所は165万kWでの運転を行なっています。
- (俺)
- 多奈川第二発電所はどうして停止しているのですか?
- (関西電力)
- 「採算が取れないため」という理由で2005年までに停止しております。
- トラブルなどで停止しているわけではありません。
- (俺)
- では、宮津エネルギー研究所はどうして停止しているのですか?
- (関西電力)
- 同様の理由で、2004年までに停止しております。
- トラブルなどで停止しているわけではありません。
- (俺)
- 姫路第二の出力が弱まっている理由は?
- (関西電力)
- 本来は6基の発電機があるのですが、設備増強のため1~3号機を停止しています。
- 増強が完了すれば、発電所一覧のページにある出力になる予定です。
- (俺)
- なるほど、ここまでのご説明をすべて加味すると、1490万kW程度となって、
- でんき予報の数字とぴったりあいますね。
- ただ、でんき予報のページには「停止中の発電機:なし」と書いてあります。
- これはなぜですか?
- (関西電力)
- でんき予報のページでは、計画停止中のものは含んでいないためです。
- あくまでも一時的な停止の発電機があれば、ここに掲載されます。
- (俺)
- ありがとうございました。
———-
ということで、
ちまたに「関西電力は8基火力を止めている!」といったデマ(?)が流れているようですが、
さすがにそんなことはないようです。
ただ、電力不足と言われているなかで、なぜ火力発電所を計画停止したままにしているのかは疑問です。
計画停止中の火力発電所の再稼働は、2~3ヶ月もあれば可能のはずですから。
※7月31日現在。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません